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油流出事故対策


■人口河川による流水中の油吸着実験記録

O.S.IHARAでは実際の河川油事故処理の経験から、流水中ではオイルマットでの油吸着が困難であり、油ゲル化剤とそれを回収する装置「一網打尽」の効果が高いという事実を得ました。その事実を多くの方にご理解いただくため、人口河川を使っての流水中の油を回収する実験を各地で行っています。

平成10年12月3日
建設省中国地方建設局・太田川工事事務所太田川出張所内
参加者:太田川水質汚濁防止連絡協議会会員約 80名

平成11年2月4日
広島市下水道局千田下水処理場内
参加者:広島市下水道担当者、同環境対策室担当者、広島市水道局担当者等、約80名

平成11年4月26日
広島市下水道局千田下水処理場内 ポンプ室本試験
参加者:広島市下水道関係者 約40名

平成11年6月8日
建設省日野川工事事務所内
参加者:日野川水質汚濁防止連絡協議会会員、日野川河川指定維持土木業者、中国油濁防除研究会会員等、約60数名


■河川油流出事故対策元年
大規模地震などの自然災害や大事故が起きたときの政府の対応などをまとめた
「危機管理マニュアル」の中に、油流出事故という項目が出来ました。日本海で起きた大規模の油流出事故での政府、各機関の対応が遅れ、甚大な被害を招いたことを教訓に、日本政府も油流出事故に真剣に取り組み始めたと言えます。

また、河川での流出油事故対策を行う機関として、建設省の所轄する河川にはそれぞれ水質汚濁防止連絡協議会が創設され、油に対する危機管理意識の統一化を具体的に検討し、万一に備える体制づくりが本格的に始まりました。民間の防災業者も協同組合を組織し、研究・実験・訓練を共にし、資材の備蓄体制も各地区ごとに整えることになりました。

「官」の危機管理体制、「民」の実務体制、これが一体化することは、永年の対策不備を補うに十分な河川流出油に対する「危機管理元年」となったといえるでしょう。